トランプ米大統領が主導する関税政策が世界各地の経済に影響を与える中、欧州では日本などが加わる環太平洋連携協定（TPP）との連携を深めようとの議論が出ている。
訪日中のスウェーデンのドゥーサ国際開発協力・対外貿易相は14日、「米国が閉じゆくなら、私たちはより開く」と発言。15日にブリュッセルで開かれる欧州連合（EU）の関連会合でも、欧州とTPPとの連携強化を議論すると述べた。
大阪・関西万博の会場を訪れたドゥーサ氏は記者団の取材に「スウェーデンは自由な貿易ルールに依存する小国。ここ数週間、米国で起きていることは国際経済と貿易にマイナスの影響をもたらす」と強調した。「スウェーデンの立場は、米国が国境を閉じて関税を上げようとするなら、私たちはより開放的になろうとするということだ」とも述べた。
ドゥーサ氏は訪日に先立ち…
